カルテは読めない

私は異端児医者を自覚している。明らかに接客から治療までその姿勢が他の医師たちとは違う。患者の病気を診るのではない、人生を診ようとしてしまう。その首の突っ込み方も半端ではない。だが、私と初顔合わせの患者はそれを知らない。 … 続きを読む カルテは読めない